DeFi

【初心者必見】無料でDeFiシミュレーションできる「InstaDApp」

2022年3月13日

ひとし

DeFi始めてみたいけど難しくてわからない。

わからないままお金突っ込むのは怖い。

DeFiは中央に管理者がいない分、すべて自己責任・サポートもないためある程度勉強する必要があります。

いきなりお金を突っ込んで勉強するのもありですが、さすがに初めてでそれは怖い・・・・。

そんな人に向けて最適のアプリケーション「InstaDApp」を紹介します。

この記事でわかること

  • InstaDAppでプロトコル間のレンディングによる金利差による稼ぎ方がわかる
  • InstaDAppでUniswapへの流動性の提供の仕方がわかる

InstaDAppとは?

数あるDeFiプロジェクトを一元管理できるアプリケーションです。

「Compound」「Uniswap」「AAVE」「Maker」のイーサリアムブロックチェーン上のDeFi4つを統合して管理できます。

さらに、運用を効率化するスマートコントラクト機能も備わっており、ユーザーはレンディングやイールドファーミングを行う際の

複雑な取引も1クリックで実行できる。

InstaDApp

InstaDAppを使うメリット

上でも記載しましたが、4つのDeFiプロトコルの組み合わせを簡単に運用できるのが最大の強みです。

また、ユーザーのイールドファーミングを行う際の効率を最大化・補助する機能も豊富に備わっているて

ユーザーインターフェイスもわかりやすく初心者でも触りやすい設計になっている。

InstaDAppを使うデメリット

InstaDAppに限った話ではなくDeFi全体に言えることですが、資金の流出やハッキングなどのリスクはもちろんあります。

自分が背負っているリスクは把握し、ある程度許容しておきましょう。

疑似100ETH配布でのシミュレーション機能

InstaDAppには初心者に嬉しいシミュレーション機能が備わっています。

擬似100ETHをもらうことができ、ガス代やトランザクションの待ち時間もなしで運用シミュレーションをすることができます。

30分でリセットされますが、100ETH(3000万円くらい)を運用体験できるのは大きいですね。

ETH運用の基本

ETHは基本的には担保として使用します。

ETHは貸し出すだけでは金利はあまり付きませんし、売却するのも得策ではありません。(課税されたり資金効率が悪い。)

担保にしてステーブルコインを発行したり、借入したりしてそれを運用します。

使い方①:レンディングによる金利差で収益を得る

まずはステーブルコインを安く借りて、高く貸し出す金利差で利益を得る方法をやっていきましょう。

InstaDAppと自分のウォレットを繋げてシミュレーションモードを立ち上げる

InstaDAppのサイトへ行き右上のConnectからウォレットを接続します。

画面右下にある【Try in simulation mode】を押すと制限時間が表示されシミュレーションモードになります。

自分のウォレット(メタマスクなど)からInstaDAppのウォレットにデポジットします。

支給された擬似ETHをマックスデポジットします。

デポジットできました。

100ETHのつもりが200ETHになっていますがデポジットしなくても100ETH自動で入る仕組みなのかも。

MakerでETHを担保にしてDAIを借りる

Makerプロトコルへ行き、今持っている100ETHを担保にしてステーブルコインDAIを借ります。

ちなみにDAIを借入する際の利率が上画像記載の2.25%です。

後ほどDAIを貸し出す時にこの利率より高ければ稼げるということになります。

担保にするETHですが、ETH-AとETH-Bがあります。

ETH-Bはリスクが高くなっています。一般的にはETH-Aを使用します。

100ETHを担保に入れたことを確認したら、借りるDAIを【Borrow】から入力していきます。

とりあえずここでは100,000DAIを入力しました。

ステーブルコインを借りる際は担保のMAX68.97%まで。超えると赤文字でアラートが出ます。

無事に100,000DAI借りることができました。Makerでの操作は完了です。

続いてMakerで借りたDAIをCompoundで貸し出していきましょう。

CompoundでDAIを貸し出す

プロトコル欄から【Compound】を選択。

DAIを貸し出す際の金利を確認すると、2.53%。

さらにCompoundでは独自トークンCompトークンを配布しています。(0.82%と書かれてるやつ)

合計すると3.35%なので借りた時の2.25よりも高いですね。この差で利益を獲得します。

マックス貸す設定で【Supply】をクリックすると、貸出が完了しました。

InstaDAppのダッシュボードへ戻ると、Makerに預けてるETHと借りてるDAI。

Compoundで貸し出してるDAIを見ることができ管理がしやすいです。

使い方②:Uniswapに流動性を提供することでその手数料を稼ぐ

ペアの通貨をプールに投入して、流動性を提供することで手数料をもらうことができます。

いろいろなペアがあり、マイナーなコインだったりするとよりハイリスク・ハイリターンになります。

この辺は自分のリスクの許容度に合わせて選んでいきましょう。

今回は安定したステーブルコインのペアでやっていきます。

Uniswapで流動性を提供するペアを選ぶ

まずはトークンページに行き提供ペアを選択します。

Uniswap公式から供給するLPのペアを選ぶ

今回はDAIを運用する予定なのでDAIを選択します。

安定した運用がしたいのでどちらもステーブルコインのペアDAI/USDCを選びます。

ペアの隣が利率ですが、0.01%(多分24h)です。1年の利率だと3.65%になります。

右側赤枠のTVLが資金の流動性。これだけの資金が動いていますということですね。

MakerでDAIを借りる

使い方①の時と同様、MakerからDAIを借入ます。

先ほどは100ETHを担保に預ける→DAIを借りるという順番で手順を踏みましたが、

実はInstaDAppではその手順を一括でやってくれる便利機能がついています。

右側の【Deposit & Borrow】から一括で操作が可能です。

DAIの借入時の年利が2.25%。流動性を預けると3.65%でしたのでこの差で利益をあげることが可能ですね。

担保にするETHと借りるDAIを入力。ギリギリまで借りるとETHの価格変動時に危険。

ステータス欄の表示は、担保(100ETH)のうち借りるDAIの数量。MAX数量は68.97%(うち19.41%借入)

確定するとダッシュボードに表示される。

通貨のペアを作りUniswapで流動性を提供する

今回作るペアはDAI /USDCですが、現在DAIしか所有していません。

画面右側、ウォレットからDAIの【Trade】を選択してUSDCと分割しましょう。

DAIとUSDCを1:1の状態にしたらUniswapで流動性を提供します。

Uniswapプロトコルから【New Position】を選択します。

提供するペアを選択する。

【Fee Tier】は手数料設定。ボラリティの応じて設定を上げますが今回はステーブルコインのペアなのでボラリティは低い。

右上はレンジの設定ですがとりあえずデフォルトでOKです。

ペア通貨を1:1にして【Create】を押すと流動性の提供が完了。

シミュレーションモードでなければ、Your Positionsの欄に流動性を提供したペアが表示されるはずです。

注意書き翻訳

お知らせ Uniswap v3はTheGraphのような外部APIに依存しているため、シミュレーションモードではまだ適切にサポートされていません。このため、使用中に不具合が発生する可能性があります。

まとめ

InstaDAppには他にも便利な機能が搭載されています。

  • 担保率が上昇した際に、より高い担保率のプロトコルに避難する機能
  • 1トランザクションで担保にしてるETHを下ろして変換して返してくれるSave機能
  • 借金している種類を変えてくれるDebt Swap機能

などなど。こういった機能を利用した際の手数料がInstaDAppの収益となります。

シミュレーション機能では擬似100ETHを動かすことができましたが、自分のウォレットにもともと入っている通貨も

シミュレーションで動かすことも可能なので、実際に自分の通貨を運用する際のシミュレーションに使うこともできます。

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