仮想通貨やNFTなどの情報を追っている・興味がある人は見覚えあるんじゃないですか?
この業界のインフルエンサーたちのTwitterプロフィールの名前についている「.eth」
めちゃめちゃ気になりませんか??
実はこの「.eth」は単なる界隈の流行というわけではなくちゃんとした理由があります。
この記事を読むとわかること。
- 「.eth」の意味、背景
- ENS(Ethereum Name Servicce)とは何か?
- ENSを実際に所得する方法
「.eth」の意味
.ethはEthereumで使用するドメインネームです。
NFTを購入したことがあったり、DeFiを触ったことがある人は使っていると思いますが、
ウォレット(メタマスクなど)からETHを送金したりする時ウォレットアドレス(0x~から42桁の長いやつ)使いますよね?
あのアドレスに個人個人で名前をつけて覚えやすくなりましたよ!ということです。
さらにTwitterのアドレスやアバターの情報とも紐付け可能。
なるほど。それで界隈の「プロフィール.eth」現象が起きているのか。
Twitterプロフィールにも採用しているのはイーサリアムの生みの親であるヴィタリック氏の影響も大きいでしょう。
ドメインネームとは
数字を組み合わせたコンピュータの住所である「IPアドレス」を、人が理解しやすい住所へと変換するための仕組みです。
「192.168.1.1」などで示されるIPアドレスを、「http://www.○○○.com」のような分かりやすい文字列に置き換えます。
ENS(Ethereum Name Service)とは?
ここまで説明してきたWeb3版ドメインネーム「.eth」はENS(Ethereum Name Service)で所得します。
仮想通貨のやり取りをする際、複数のアドレスを使用しますよね?0x~42桁あるやつ。
あんなもん覚えてられねぇ。わかりやすい名前にして送信ミスを減らそうというサービスです。
ENSを使うメリット
主なメリットは下記
- アドレスを簡略化できるので送信ミスなどを減らせる。
- ENSはNFTなので、連携したDappsであれば共通のユーザーネームにできる。
- NFTなのでドメインが成長していれば高価で売ることも可能。
ENSを使うデメリット
1年あたり5ドルの登録・更新料がかかる。
さらに登録時や更新時にはガス代もかかってしまう。だいたい年間2,000円くらいですが。
長期契約もできるのでガス代や更新の手続きは削減できるがこのような費用面でのデメリットがあります。
ENSトークン
【Ethereum Name Service、ENSトークンのエアドロップで時価総額10億ドルに躍進】
ENSは昨年、開発に貢献した人やENSネーム保持者などにトークンを発行しました。
ENSトークンはガバナンスの投票の際に必要となり今後ENS自身の運営をDAO(分散型組織)化するために発行されました。
トークンが発行されたあたりからマーケットキャップが急上昇しており、
イーサリアムチェーン上では3番目に大きいトレジャリー(金庫・総額てきなニュアンス)を持っています。※2022/3月時点
将来性
これから先ほぼ確実にWeb3・メタバースの時代が来ます。ENSはその時のIDになるのではないか?と予想されています。
現在はウェブサイトにログインする時に、Googleアカウントでログインするか?それともFacebookアカウントでログインするか?
みたいな感じで、「ユーザー👉企業👉ウェブサイト」という構造になっています。
ENSがWeb3時代のIDになることで「ユーザー👉ウェブサイト」というように企業を介さずに行けるようになるわけです。
しかし懸念点もあって、現在SolanaやAvalancheなどイーサリアムキラーとも言われるチェーンがどんどん確立していている中でEthereumが伸びる前提の話ってところは押さえておきたいところです。
ポイント
今後イーサリアムの普及に伴って価値が上がっていくことが予想されるENSは
現在国内の取引所では扱っておりません。欲しい人はバイナンスで買うことができます。
ENSを使って「.eth」を実際に所得する方法
それでは実際に所得する方法を解説していきます。ENSの公式からアプリを起動します。
起動したら所得したい名前を検索。下記画面になり所得可能であればAvailable(利用可能)と表示されます。
所得したい名前をクリックすると契約期間や見積もりが表示されます。
OKであれば右下の【Request To Register】を押します。
そうするとウォレット(メタマスクなど)が起動し表示の3つのステップが進行します。
これでENSの登録は完了です。めちゃめちゃ簡単ですね。
まとめ
.ethを使用することでアドレスがシンプルになったり、NFTクリエイターとしてのブランド力が上がったりなどの恩恵があります。
Twitterで界隈のインフルエンサーやNFTクリエイターが「.eth」を使用している理由が分かりましたね!
しかし登録料などの費用もかかるので、そこらへんは自分のメリットを考えながら登録してみてはいかがでしょうか。
ワールドコンピューターと言われるイーサリアムは今後普及していく可能性は大きいので、ENSの価値も相対的に上がっていくことも予想できます。
通貨としてENSを持っておくのも悪くないでしょう。